目次
はじめに
第一章 辞書の楽しみ
無人島の辞書
「たほいや」──辞書で遊ぶ
見出されるのを待つことばたち
辞典のいろいろ
辞書“かがみ”論
ことばには「はば」がある
「目が点になる」はいつから使われた?
「ことばの乱れ」考
第二章 ことばの周辺
駆け出しの辞典編集者
愛される語ゆえに
「ゴリラのような奴」とはどんな人か
「甘酒」は夏の季語?
辞書の中の商標名
美しく装飾した花嫁さん
顰蹙は「買う」もの
好きなことば、嫌いなことば
第三章 辞書の仕組み
「見出し」の悩み
解説のある場所へ
「幸せ」のない辞典
「嗚呼」にはじまる広辞苑
載せることばをどう選ぶか
「日南さん」の訴え
「黒猫」「子猫」「捨て猫」、みんな載せますか
第四章 辞典編集者になりますか
辞典編集者になりますか
「築く」の解説を書いてみよう
「仰ぐ」の解説はどうか
「明るい農村」はあるか
「目」にはどんな意味があるか
辞書の文体
不適切な用例
用例は何のためにあるか
第五章 辞書の宇宙へ
辞典の紙
キャスター付き辞典のアイディア
手描きの挿画がなぜよいか
辞典、各社各様
逆引き辞典は何の役に立つか
逆引き辞典活用法
類語辞典の可能性
電子辞書と紙の辞書
有限のことばでことばを説明するということ
あとがき