紹介
人間は脳とコンピュータという二つの思考する装置をもっている.いま,それぞれの長所を融合した新しい装置としてバイオコンピュータが注目されている.生体の神経回路網の働きや脳のソフトウェアを取り入れ,現在のコンピュータがいずれぶつかる限界を越えようというのである.本書はコンピュータの機能と,記憶を中心とする脳の仕組を解説したのち,多数の仕事を同時にこなし,しかも学習可能なバイオコンピュータをどう作っていけばよいのかを探る
目次
1 バイオコンピュータとは何か
2 コンピュータと論理
3 脳はどこまでわかったか
4 脳のソフトウェアを求めて
5 バイオコンピュータへの道