目次
第1章 現象(世界の現象するという性格
存在と現象=二世界論
形而上学的ヒエラルキーの逆転=表面の価値
身体と魂、魂と精神
現象と仮象
考える自我と自己=カント
現実と思考する自我=デカルト的懐疑とセンスス・コムニス
科学と常識、カントによる知性と理性の区別、真理と意味)
第2章 現象世界の中での精神活動(見えないことと退きこもること
思考と常識との内輪争い
思考と行為=観察者
言語と比喩
比喩と言い表わしえないもの)
第3章 我々が思考するのは何によってであるか(ギリシア哲学が哲学の前に前提としたこと
プラトンの解答とその残響
ローマ人の答え
ソクラテスの答え
)
第4章 思考するとき、我々はどこにいるか(「時に私は思考し、時に私は存在する」
過去と未来の間の溝=ヌンク・スタンス
補遺)