藤原定家とその時代

久保田淳（著）

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詳しい情報

出版社: 岩波書店(1994-01-26)

ハードカバー: 353 ページ

ISBN-10: 4000028561 ISBN-13: 9784000028561 [この本のウィジェットを作る]

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紹介

文学における中世の始まりはいつか。源平の争乱から鎌倉幕府の樹立、後鳥羽院の幕府打倒を試みた承久の乱と、貴族社会から武家社会へ時代が大きく動く政治の転換期、源通親・後鳥羽院・藤原定家ら、いわば「武者の世」にみやびに生きた人びとの文学活動から、滅びゆく王朝文化への憧憬と中世的なるものの萠芽を探る。

1 平家文化の諸相(「武者の世」と「みやび」「艶詞」-隆房の恋づくし源通親の文学平家文化の中の『源氏物語』) 2 後鳥羽院とその時代(頼朝と和歌後鳥羽院歌壇の形成熊野類懐紙の和歌『新古今集』の美意識慈光寺本『承久記』とその周辺中世における神と人中世和歌と「神」) 3 藤原定家とその時代(紅旗征戎の時代紅旗征戎非吾事新大納言成親の孫たち承久の乱以後の藤原定家『源氏物語』と藤原定家、親忠女及びその周辺)

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