緑芽十片―歴史にみる中国の喫茶文化

布目潮フウ（著）

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詳しい情報

出版社: 岩波書店(1989-04-24)

単行本: 284 ページ

ISBN-10: 4000024523 ISBN-13: 9784000024525 [この本のウィジェットを作る]

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紹介

喫茶は中国で始まった。茶葉(茶樹の葉)の飲料としての利用は、摘み採った茶葉をすぐに加熱し、発酵をおさえることによって可能となった。著者はこの重要な事実に注目しつつ、歴史家としての立場から文献史料の精査の上に立って、喫茶が中国の戦国時代〜漢代に始まり、以後唐代へかけて普及したことを明らかにする。

1 喫茶の起源(茶樹の原産地食べるお茶喫茶は神農から始まったか-茶の薬用起源説喫茶は中国少数民祭起源か茶の種類) 2 中国における喫茶の普及(茶を現わす漢字三国・両晋時代の喫茶南北朝時代の喫茶唐代における喫茶の普及) 3 陸羽の『茶経』(陸羽の伝記『茶経』の内容唐詩と『茶経』喫茶の周辺諸国への伝播) 4 宋・元・明時代の喫茶(竜団鳳餅宋代の茶の点て方宋代の茶器と『茶具図賛』元代の喫茶明代の喫茶) エピローグ(現代中国の喫茶風景烏竜茶と紅茶世界史と茶)

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