森鴎外の歴史小説

稲垣達郎（著）

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詳しい情報

出版社: 岩波書店(1989-04-21)

ハードカバー: 287 ページ

ISBN-10: 4000022806 ISBN-13: 9784000022804 [この本のウィジェットを作る]

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紹介

戦後の日本近代文学研究において,精緻で手堅い論証、柔軟で行き届いた文学理解とをもつて新しい学風を確立した著者が、最も力を傾注した森鴎外の歴史小説をめぐる論考集。の実態を、史料調査と作品分析を通して克明に追究し、その達成と限界を厳密かつ公平に浮彫りにする。著者多年の研鑽を跡づける。

第一章鴎外・歴史小説における代表的思想(『阿部一族』-その虚無感『山椒大夫』-形式と思想) 第二章鴎外・歴史小説の創作方法(『堺事件』『安井夫人』『栗山大膳』『ぢいさんばあさん』-その歴史離れについて『澀江抽斎』への道) 第三章鴎外・歴史小説の意味『阿部一族』『大塩平八郎』『澀江抽斎』(抽斎歿後資料の吸収-『澀江抽斎』一面鴎外一面『澀江抽斎』〓@6BE1話)

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