目次
第1章 物語のジャンル特性としての媒介性
第2章 典型的な物語り状況-新たな定義の試み
第3章 対立「人称」-語り手の存在領域と作中人物の存在領域の一致・不一致「1人称による対象指示・3人称による対象指示」(W.カイザー、W.C.ブースなどにおける1人称小説と3人称小説に関する論議
作品解釈のための幾つかの結論 ほか)
第4章 対立「遠近法」-内的遠近法・外的遠近法
第5章 対立「叙法」-語り手的人物・映し手的人物(語り手的人物、映し手的人物、および両者の中間形態
キャサリン・マンスフィールド、ジェイムズ・ジョイス、トーマス・マンにおける語り手の作中人物化 ほか)第6章 類型円図表-図式と機能(局外の語り手による物語り状況から作中人物に反映する物語り状況へ
「私」の語る物語り状況から作中人物に反映する物語状況 ほか)