目次
第1部 民族への視点(人間、この感性的なるもの-人種の問題
ソシアビリテの歴史学と民族
擬制としての国民国家-民族問題の政治的文脈
言語からみた民族と国家-中国的民族観をめぐって)
第2部 民族の生成と動態(日本単一民族論再考-柳田国男の沖縄認識を通して
「種族」・「民族」・「国民」-ヨーロッパの事例に関するカズイスティーク
「民族原理」に関する試論-アラブの場合
民族とカースト-南インドにおけるドラヴィダ運動を例として
現代の創世神話-新しい「民族」の生成
文化イデオロギーと民族の生成-ボディ社会をめぐる戦いの事例から)
第3部 国民国家と民族(東南アジアの民族論-国民国家とエスニシティの力学
民族と政治社会-西アフリカの事例を中心に
ペルーのインディオと国民的アイデンティティ
部族本位制社会から国民社会へ-文化接触とアイデンティティの考察)
第4部 総合討論(民族はいかなる意味で共同体か
民族と国家
現代世界におけるエスニシティ)