『永すぎた春』(ながすぎたはる)は、三島由紀夫の長編小説。永すぎた婚約期間中の男女の紆余曲折と危機を描いた作品である。同時に平行して連載された『金閣寺』とは趣が正反対の明るい青春の恋愛小説で、主人公のカップルのように、婚約期間の長い恋人の倦怠や波乱を指す「永すぎた春」という言葉は流行語となった。