さんの書評2018/02/16

人体のいろいろな場所で起きる痛みの原因を快刀乱麻ですっきりと説明

背骨コンディショニングについてまとめてあたったなかの一冊。
具体的に紹介されている方法は4つの体操(ストレッチと筋トレ)で、方法自体はシンプル。
表紙に、ぎっくり腰、坐骨神経痛、膝痛、すべり症、脊柱管狭窄症などたくさんの具体的な病名が記されているが、個別の対処方法はない。
著者独自の「神経牽引説」をもちいて、これらの病気の原因が「背骨のズレ」に起因することを説明していて、ここが本書のハイライトだ。
神経牽引説は、神経が圧迫されるからではなく、ズレて引っ張られるから痛むのだ、というシンプルな原理。
おおくの病気は骨や筋肉、関節自体の不具合ではなく、そこにつながっている神経が引っ張られるために起きている「神経痛」だ、というのである。
人体のいろいろな場所で起きる痛みの原因が快刀乱麻を断つがごとくすっきりと説明されていて、こういう「目からウロコ!」感はほんとうは注意しないといけないのだが・・・
ぎっくり腰はなぜ、くしゃみや咳みたいな小さなきっかけでいきなりくるのか。四十肩、五十肩はなぜ40代から50代で発症し自然に治るのか。
こうした素朴な疑問にも明快な答えが用意されていて、たいへんに説得力があり、魅力的な説だ。
あとは、これでほんとうに治るのか、治らない人はどのくらいいるのか、事故はないのかあたりが気になるところだ。
もう少し調べてみたい。

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