さんの書評2017/02/04

学力の経済学

第二章:すぐに得られるご褒美を設定することは「今勉強すること」の利益や満足を高めてくれる。
「テストで良い点を取ればご褒美」と「本を読んだらご褒美」→インプットにご褒美を与える方がテストの結果が良い。つまり、ご褒美は「テストの点数」などのアウトプットではなく、「本を読む」「宿題をする」などのインプットに与えるべき。このことは必ずしも子供の「一生懸命勉強するのが楽しい」という気持ちを失わせるわけではない。ただしご褒美はお金ではなく小さいうちはトロフィーなどの子供のやる気を刺激をするようなものが良い。また子供の能力をほめることは子供のやる気をむしばむ結果となるため、具体的に達成した内容を挙げることが重要で努力を誉めるべきである。
低学年時の子供の勉強方法は
母親→勉強する時間を決めて守らせる
父親→勉強を見ている。(したかを確認するのではない。)
但し、母親→女子、父親→男子に関わる方が効果的である。
また環境としてはただ単に頭が良いクラスに入れても学力アップにつながるのは上層部のみであるが、問題児の影響力はそれよりも強い。
負のピア・エフェクトが問題ならば引っ越しという強制的な環境の変化が子供を守ることもある。
また子供への投資としては小学校に入学前の就学前教育(幼児教育)が効果的
第三章:勉強は本当にそんなに大切なのか?
就学前教育は早熟な知能上昇をもたらすがやがて同程度になる。しかし、非認知能力(忍耐力や社会性があるなど)に大きな影響を与える。
また学校は非認知能力を鍛錬する場であり、しつけも自制心、勤勉性を植え付け非認知能力を向上させ将来への大きな投資になる。

仕事に応用できることとして、すべてにおいてその影響力、その効果を見極めるべきであり客観的な数値として見える化し、客観性を担保するべきである。
教育訓練などはその効果やその後について追跡調査し、客観的な数値として判断しなければならない。
またそれは因果関係なのか相関関係なのかも見極めなければならない。

この書評がいいと思ったら、押そう! » いいね!

共有する: