さんの書評2018/04/201いいね!

「ラクして速い」が一番すごい

「ラクして速い」が一番すごい

著者は世界的な外資系コンサル会社で、グローバル展開やM&A、そして事業再生にもづく人事制度改革・人材開発に24年以上関わり、そこで行ったの「人の目利き」は5万人を超えるリストラ、そして6000人以上の優秀なリーダー・幹部の選抜を行ってきたプロ中のプロである。
そんな著者が断言するその差、違い。それは「一秒でも早く仕事を終わらせる」意識・心がけを持ち、日々の仕事に取り組めているかどうか
その点について、簡単であるがその心構えを実行するためのノウハウを記載している。
それらは経験だけでなく、論理的であり非常に納得できる内容である。
①一生懸命頑張るけれど、やり直しが多い。→一発で決める。
②すべてに全力投球で、疲れ果てる。→スパっと割り切る。
③責任感を持ちすぎて、仕事を抱えすぎる。→抱え込まない。
④根回しに努力と時間をかけすぎ、疲弊する。→組織の「壁」を利用する。
⑤上司の指示通りにやるが、結果が伴わない。→自分で「できる」ようになる。

上記において、気になった部分を以下に示す。
①ロジカルに話すより、「重要なことは何ですか?」と聞く
クーラーを購入に来たお客と店員の話を事例に
1)テーマ(何について話すのか。例:クーラーを買い替えたい)
2)論点(どんな点を基に判断するか。例:クーラーの価格、ランニングコスト、保証期間と内容)
3)結論(何を伝えたいのか。例:B社のクーラー)
4)根拠(なせその結おrんなのか。例:15年使うなら、電気代とクリーニング代、保証を入れるとB社の方が安くなるから)
→相手が重要視する「1)テーマ」「2)論点」の順で話そう

①報連相ではなく”ソラ・アメ・カサ”で確認する
→「どうなりそうか」を口癖にして未来を、アメを予想するのが命

②うまくやるコツより、「普通の人と一番違うポイント」を聞く
普通の人は「自分のやり方」と「優秀な人のやり方」の違いがわかりません。
一方、優秀な人は「自分のやり方が普通の人とどう違うか」を知っている。
→ただ普段意識することは少ないので、あえて「普通の人との違いは何ですか?」とズバリ聞く

②仕事の依頼時は「作業」より「作戦」を伝える。
アウトプットを示したうえで、具体的な「HOW(どうやるか?)」を伝える
→そもそもの目的から話し、作業効率を高めよう

③どんなにイヤな仕事でも、まず「わかりました」と言う
1)断る場合でもまず、「わかりました」と言う→大事な事は相手とスムーズなやり取りをすること
2)いつならできるかを言う→「今の仕事の次に着手すれば、午後4時には仕上げられますが、間に合いますか?」と、自分の仕事の具合を伝えたうえで、いつまでならできるかを伝える
3)予定を確認したうえで、いつまでに返事するか具体的な時間を言う
4)他の人を紹介する→「今できるか聞いてみますね」や「私から彼にメールを入れておきます」という「つなぎのひと手間」を行い、断った際の心証を良くする
5)優先度を確認する。→仕事が重なった場合、上司に進め方を伝える。
→どうすれば依頼された仕事が速く進むかを考えると、逆に感謝される。

③ファイル・フォルダを作る前に、用語集を作り、ファイル名でバージョン管理
OK:NG方式で作る→例)OK:報告書 NG:調査書、レポート

③打ち合わせはメモより、ホワイトボードにまとめる
ホワイトボードは2枚用意→1)目的、ゴール、論点、終了時間、会議で出た結論を書く。2)議論のファシリテーションに使用

④仕事は「巻き込み」より、「共通の敵探し」でうまくいく
ライバル会社を「敵」にしてはいけない。
主語を「対立先」から「本質的な相手」に変える。相手を「勝たせる」「喜ばせる」を目的とする。

④「これでよろしいでしょうか?」より「こうしましょう!」とはっきり言う
根回しは中身より”最後のひと言”が大事

この書評がいいと思ったら、押そう! » いいね!

共有する: