さんの書評2018/01/21

中身はほとんど酵素栄養療法の話

テロメアについて少し興味があって手に取ったが、中身はほとんどハウエル由来の酵素栄養療法の話。
酵素栄養療法自体に反対するつもりはないが、テロメアを修復するのがテロメラーゼという「酵素」である、というその一点だけで酵素栄養療法とテロメアをむすびつけているだけで、酵素栄養療法がテロメラーゼの量を増やす、という証拠はとくに提示されていない。
そもそも「人体が一生のうちに作りだす酵素の量には上限があって使い切ったらそれでおしまい」というハウエルの説もまだ証明はされていなかったと思うんだが・・・
テロメアに限らず活性酸素がDNAを損傷するというのは周知のことで、たばこもストレスも紫外線も放射線もよくないのはみんな知っている。
だからそのDNA損傷を酵素栄養療法が救えるのか、という点がいちばんのポイントなのだが、そこの説明がちゃんとしていないのにストレスを感じる。
また、いっときNHKが取り上げて大流行したガレンテの長寿遺伝子Sir2は実験が間違っていたことがすでに公表されているが、それをそのまま引用しているとか、へんなところもいくつかある。
というようなことを考えていたらストレスが溜まってテロメアが短くなるといけないのでこのへんでやめるが、酵素栄養療法がテロメラーゼを増やしテロメアを伸ばす、という実験結果がでたらぜひまた読んでみたい。

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