さんの書評2017/01/081いいね!

すべての言語は美しいと感じさせてくれる本。

たくさんの星が火花のように飛び散って、気持ち良く目が眩むような感覚を味わえる本。
外国語を学び始めたころのみずみずしい喜び、シンプルな単語ひとつひとつにいちいち驚いたり変な発音に笑っちゃったり、辞書をひきひき調べていくと突然わけのわからない言葉の羅列が意味のある文章に変身してきらきらと光り始めるあの感覚を取り戻せる本。
くすりと笑ったり、へえとうなずきたくなるような単語が集められているので、夜寝る前に読んでリラックスするのに最適。大きさや厚みもちょうど絵本サイズなので、ベッドで寝転びながら読むと、子供のころに戻ったような気持ちになれる。大人の読み聞かせを卒業してひとりで知的冒険をはじめるころのような、わくわくして、世界の広さを知った自分が少し誇らしくなるような。

そういえば、昔BBCのニュースで、世界で最も翻訳が難しい単語ベスト3という記事が出ていました。
1位はチルバ語の"ilunga"、
2位はイディッシュ語の"shlimazl"、
そして3位は大阪弁の"Naa(なあ)"だそうです。
Congo word 'most untranslatable'<http://news.bbc.co.uk/2/hi/africa/3830521.stm>

日本人の私ですが、「なあ」の意味は正確にわかりません。
でも、だからこそ、言語は美しいのでしょう。

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