みんなの書評

さんの書評2017/05/25

生産性―マッキンゼーが組織と人材に求め続けるもの

生産性―マッキンゼーが組織と人材に求め続けるもの
働き方改革と声高に言われる昨今、どのようにすればライフワークバランスを良くできるのか?は経営陣だけでなく現場の上司にも求められる部分が多くある。
実際、管理職になった自分にとっては考えなくてはならない事項である。
ただ何をどうすれば生産性が高くなるのか?
仕事を素早く終わらせることだけが生産性向上に寄与しているのか?
部下に何を指示すればそれらを向上させられるのか?などの課題解決のためにこの本を参考にした。

この本によれば、最終目標を考えどのようにすれば最短距離を通れるのか?を常に意識すべきであることがわかる。
自分に置き換えて考えれば、最終目標(つまり、効率よく採用率を上げる)である。
やるべきこととやらないことの取捨選択
その根源としてこの本には以下のように断言されている。
管理職の仕事とは、「チームの生産性向上のためのリーダーシップを発揮すること」
ここで大事なのは生産性向上を個々人に指導するのではなく、リーダーシップを発揮することである部分である。
つまり、自分で畑を耕し部下に種を蒔かせ収穫してもらうだけではなく、みんなにどのようにすればもっと効率的に畑が耕せ、種から収穫できるのかを考えさせる土壌を醸成する意識を持たせるのか?である。
多忙で部下の育成に時間が使えないのは管理職失格である。
目の前の成果を上げるために自分でやる方が早いでは何も変わらない。
忙しいのであれば、逆に部下のスキル向上を促しチームの生産性を上げたほうが結果的にチーム全体の成果も上がる。
また掲げるべきゴールも記載されている。
『常に三割と三%という二つの生産性向上を目指す』
三割 → イノベーション(改革)
三% → インプルーブメント(改善)
現場のスタッフが単独でできる三%の改善とは異なり、三割もの生産性改善を実現するには、管理職の強い意志とリーダーシップが必要で、実施期間も一年を超え、長期的な視野や計画性、リスクをとっての判断も求められます。

結論が出なかった会議 → なぜ今日の会議では結論が出せなかったのか?を記録し、改善を促す。
会議とは「決めるべき結論を決める」のが会議である。
それを基にすれば、ブレストなどで集まる会議には意味は存在しない。

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さんの書評2017/04/292いいね!

脳の強化書を読んで

退屈な日常に刺激を与えてくれる本だった。

「強化書」とある通り、脳を鍛える為にトレーニングメニューがいくつか書いてある。表紙によると66項目のようだ。
作者がMRIのデータなどを基に脳の機能を区別している。なので説得力がある。
印象に残っていることだけ書いておく。

脳にはクセがあり、それをうまく使うと働きがうまくいく
・褒められると喜ぶ
・数字でくくる(選択肢を3つ用意するとか)
・デッドライン(締切やゴール、目標など)を決める

脳を強化するための具体的なアドバイス
※自分のメモに書いてあるのを書き起こしたので下記のアドバイスは本書と微妙に違う。内容に関してはamazonのレビューが分かりやすい。
・友人の休日の過ごし方を考える→自分でその過ごし方を実行してみる
・オセロの対戦中に白と黒を交代する(視覚強化)
・互いに無関係な知り合いの共通点を探す(記憶力強化)
・褒めノートをつくる
・植物に話しかける→例:「立派になったなー」と植物に言えば褒めノートのメニューも遂行できて尚良し
・その日のBEST&WORST発言を決める→この時に「5個挙げる」と決めると脳のクセをうまく利用できる。

読んだ後は自分の脳のMRIが撮りたくなった。MRIとか脳の仕組みに興味を抱いた。
脳のクセをうまく利用して自分の生活を改めたいと思った。デッドライン決めるのは本当に大事だと思った。例えば「2020年までに○○を!」はデッドラインを決めているので脳のクセをうまく利用しているのだと思った。←加えて言うと2020という数字でくくっているので尚良い。

「毎日がつまんない」と思っている人がいれば読むといいと思う。日常を刺激的にしてくれる案を66項目提供してくれる。「読んで満足」ではなく「実行」しないと意味がないので注意。トレーニングなので。

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さんの書評2017/04/16

教える技術 ーチームリーダー編ー

教える技術 ーチームリーダー編ー
リーダーに必要なものは、部下からの信頼である。
ではどうすればよいか、それは、部下の行動をすぐにほめる事である。
そのことにより非金銭的報酬を積極的に提供し、この仕事をやってよかったとやりがいを与える。

トータルリワード(非金銭的報酬)の6要素
1.承認(感謝すること)
2.均衡(ワークライフバランスへの配慮)
3.文化(連帯感があり、のびのびと働ける職場風土)
4.成長(成長機会の提供)
5.環境(居心地のよい職場づくり)
6.骨組み(具体的ン指示や指導)


行動科学マネジメントによると、例え部下の報告が悪いものであっても、報告自体をほめる事で、部下は進んで、報告するようになり、大事になる前に対処できる。

金銭的報酬以外のもの、達成感や、成長感を与えてあげるのが、リーダの役割。
このチームでよかったと思え、メンバーが、自発的、積極的に動ける環境を作ることである。

成果が出る行動の定着
1.成果が出る行動が何なのかを見つけ出すこと
2.部下が実際に成果が出る行動を繰り返しているかどうかの確認
3.成果が出る行動を継続させる工夫

1.望ましい行動の決定
その業務で成果を上げている人の行動を細かく書き出し、成果を上げている人だけが実践している行動を洗い出す。そして、望ましい行動の候補を部下と話し合い、どの望ましい行動をするか決めていく。
2.チェック(行動の実践を回数で確認)
特にグラフ化して客観的なものとして提示する。
3.フィードバック(さらに行動を増やすために)
報告を受けたら、そのこと(行動)自体を評価(ほめる)
ABCモデル(A:選考条件:行動の直前の環境→B:行動、発言、ふるまい→C:結果:行動した直後に起きた環境の変化)
ショートミーティングに応用すると…
1回目:望ましい行動を二人で決める。
部下は①望ましい行動の実践②できた回数を記録
2回目:結果を聞いて(チェック)フィードバックする(強化)
部下は①望ましい行動の実践②できた回数の記録
3回目:2度の実践の結果を踏まえて行動の修正を行う。

報連相は部下を管理するためのものではない。
報連相は上記、ABCサイクルを廻し、部下に望ましい行動を定着させるための行動であり、部署の戦略と現場の状況のすり合わせの場である。
つまり、現場に立っている部下が集めた情報をトップに提案するなど部署の戦略とすり合わせ、新たな指示を出す。他部署と連携する。さらに上に提案するなどの行動を起こしてあげて、部下にメリットを感じてもらう。
その際の指示はとことん具体的に(日時や頻度、回数など具体的な数値を提示→誰がやっても同じ行動ができるようにシステムを組む)
また報連相の制度をアップするために、その仕事が部署の戦略上、どのように影響しているのか仕事の全体像を提示してあげる。

会議をする際は会議の内容を以下の3つに分類して、重なっているものやあいまいなな会議は削除
1.トップダウン型(情報は上から下へ)
リーダーからの指示命令、意思伝達、連絡、会社が掲げたミッションの開設、プロジェクトの趣旨説明など
注意点
①抽象的な表現やあいまいな言葉はダメ
②1回の会議で伝えるポイントは3つまで
③聞き手の頭の中にフレームを作ってから話し始める。
思いついた順にダラダラ話すのではなく、「今日は例のプロジェクトに関する”期日の件”、”他部署との連携について”、そして”提案時の注意点”の3点について伝えます。

2.ボトムアップ型(情報は下から下からの報告、進捗状況の確認、マーケットの現状の報告など、現場で起きていることをリーダーが把握するための会議
注意点
①報告には必ずフィードバック
②マイナスの報告にはアドバイスを
③求めている報告内容を事前に示す。
3.全員参加型(情報を全員で共有し検討)
問題解決、意見交換、情報分析、ブレインストーミングなど、上司・部下の枠を取り払い、全員がフラットな状態で自由に発言するタイプの会議
①会議のゴールを全員で共有
②否定的なことは口にしない
③事前に遮那で情報を共有しておくとスムーズになる。

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さんの書評2017/04/08

マチネの終わりに

マチネの終わりに
孤独というのは、つまりは、この世界への影響力の欠如の意識だった。自分の存在が、他者に対して、まったく影響を持ちえないということ。持ち得なったと知ること。-同時代にする水平的な影響力だけでなく、次の時代への時間的な、垂直的な影響力、それが、他者の存在のどこを探ってみても、見いだせないこということ。

自由意志というのは、未来に対してはなくてはならない希望だ。自分には、何かが出来るはずだと、人間は信じる必要がある。しかし、だからこそ、過去に対しては悔恨となる。何か出来るはずではなかったか、と。運命論の方が、慰めになることもある。

グローバル化されたこの世界の巨大なシステムは、人間の不確定性を出来るだけ縮減して、予測的に織り込みながら、ただ、遅延なく機能し続けることだけを目的にしている。紛争でさえ、当然起きることとして前提としながら。前項にせよ、悪行にせよ、人間一人の影響力が、社会全体の中で、一体何になるって。

その本の作者 平野 啓一郎さんの過去の著書「私とは何か――「個人」から「分人」へ」を図らずも読んでおり、そこに書かれた分人化という概念、つまり自分は他者を映した人格である。相手により自分が形成され、その他人を触媒にした自分。結局、自分も他人を触媒にした人格を映し出す触媒である。という考え方を踏まえたうえでこの物語は考察する必要があると考える。
主人公である蒔野は天才バイオリニストであり、ヒロインの洋子は3か国語を操る才女でジャーナリストの二人が織りなす、悲劇的な運命劇である。つまりは性格劇ではない物語が非常に綺麗な日本語でうまく描き出されている。
この本にも記載されているが、「古典悲劇が運命劇であるに対して、近代の悲劇は性格劇である」というものを表したもので、古典悲劇への回顧とも考えられる。
つまり、蒔野のバックグランドが天才バイオリニストであることを始まりとしていない。
洋子も才女である必要はなかった。
しかし、大人になってから多くのものが感じる恋愛に対する考えやいつの間に内に芽生えた過去への悔恨を抉り出し、他者を映す触媒としてこの物語を紡ぎ、運命劇を作り出すためにはどうしても平凡な人物では不足が生じてしまうため、やむ得ずそのような人物として描き出した必然を感じた。
上記に示した文章をどれだけの人が考え、言葉にできるのか?それはそれなりのバックグランドを時代が要求するであろう。
またこの物語で語られる「大人の恋愛」、つまり相手の容姿に対する満足などを超えた「自然と同じ目線」であることの居心地の良さ。自分を他者に映したときに過不足を感ずることのない分人としての相手、それは何よりも尊いものに映り、愛しむものとなる。
過去に自分にも同じような恋愛を体験していたため、蒔野の気持ちが痛いほど心に染み入り、修復した思い、考えないようにしていた心に綻びを生じさせるものであった。
もう二度と手に入らないのだろうかと悩んだ日々も懐かしみながらも、内より染み出す抑えられない感情は如何ともしがたいもので、前を向かなければならない重い頭を持て余してしまう。
但し、この物語でも描かれていたが蒔野は洋子でなくても蒔野であり続けたことは周りの視点からすればそれはそれで蒔野であり、必ずしも悲劇ではない。むしろ悲劇には決して映らない。
最後に再会する二人は何を語り、何をお互いを触媒にして見るのであろうか
最後まで十分に読み応えのある心に刺さる物語であった。
素晴らしい。

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さんの書評2017/03/202いいね!

紳士が書いた紳士のための時間道。それでもみんなにおすすめしたい。

時間術ではなくあくまで時間「道」についての本。「靴下は全部同じ種類のを買えば、左右の組み合わせを探してイライラする時間がなくなるよ!」とか「やることリストは全部リマインダーに登録してすきま時間をなくそう!」とかの具体的ライフハック「術」は皆無(実は1つだけ書いてあるのですがそれは割愛)。
あくまで、仕事をしていない「自分の時間」をどうとらえるか、その時間で何をすべきか、なぜそうすべきかを伝えた本です。

とはいえ、「仕事をしていない時間」イコール「自分の時間」ととらえていること自体が、すでに紳士の考えですよね。家で子育てや家事や介護やらに追われている人は、読むと憤死するかもしれません。髪を切りに行く時間さえないお母さんや、平日は仕事漬けで休日ごろごろしないと過労死しそうなお父さんもたくさんいるはず。
それに、自分の時間で何をするかもすごい。要は本を読んだり思索にふけろうよという話なのですが、その理由は転職のためのスキルアップでも仕事の激しいストレスを解消するための瞑想でもない。自らの魂を高めるため、善き人であるために、自分を成長させていこうじゃないかというのが著者の提案なのです。TOEIC対策やらホットヨガやらは眼中にないわけです。ディケンズすら「読みやすいからだめ、もっと骨のある難しい本を読め」と言う始末。さすが紳士。

それでも自分はこの本をおすすめしたい。
なぜなら、仕事をしていないプライベートな時間がいかに貴重なものか、その価値をはっきりと教えてくれるから。
家に帰っても人間関係でうじうじ悩んでいる場合じゃない。通勤中にぼんやりしてる場合じゃない。だらだらテレビ観てる場合じゃない。
未来が不安だから、自分が劣っている気がするから空いてる時間になんでもつめこむのではなく、こんなに大事な時間をもっと大切なことや大切な人のために使おう、と思わせてくれる貴重な本です。
紳士の人も紳士でない人も、ぜひ一読をおすすめします。

でも、1週間を6日として考えるのは無理。1日は掃除と洗濯で潰れてしまう……。

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さんの書評2017/03/181いいね!

そもそも「お金」ってなんだろうか

『ビットコイン』ってなんだろう?
 ときおり新聞や雑誌などで目にする単語であるが、その実態についてはよくわからないものがある。

 本書は普段、何気なく使っている『お金』が、そもそもなにであるのかを追求し、そのルーツについて見直した一冊である。

 貨幣のルーツをたどるため、著者はまず生存をかけた生物同士の共生関係に起源をみいだそうと試みる。食物の交換による進化的アルゴリズムまでさかのぼっての考察なのだ。

 ずいぶんと根源的な部分から見つめ直すものだ。こういった海外の学術的ともいえるノンフィクション作品を読む醍醐味は、思いもよらない視点から物事を見て、新たな観点を与えてくれることにある。本書も例に漏れず枠に閉じこもりがちな発想を大きく転換させてくれることに役立った。

 著者によると、貨幣の起源は前述した生物的要因のほかに、『債務』が発端ではないのかと疑義を唱える。硬貨が発明されたのは紀元前610年以降のリディア王国であるが、その何千年前の古代メソポタミアでは、すでに利付融資が存在しているとのことだ。

 従来の定説では、貨幣の起源は『物々交換』が由来であるとするが、そんな常識に一石を投じるものである。

 第1章では、貨幣について生物的な進化の面から考察を加え、生存にとって『交換』は欠かせない行為であることを検証する。人間についてもその例に漏れることはないが、脳の発達により『表象的思考能力』を獲得したことで、ツールとしての貨幣を想像し、価値の象徴としたことを脳神経科学の面からの解説へと続く。

 生物学、脳科学、心理学、人類学、宗教、芸術など本書の守備範囲は多岐にわたる。その中でもとりわけ面白かったのは、やはり債務の面からみた貨幣論『第3章 借金にはまる理由?債務の人類学?』だ。

 『お金』は必ずしも有形の商品である必要はなく、固有の価値を伴わなくても、象徴としての価値があれば取引することが可能であるとする。つまり貨幣は、どのように形を変えようとも一貫して価値の象徴であると結論づけている。

 サブタイトルに惹かれて手に取った本書だけに、その絶妙な邦題には舌を巻く。翻訳家の小坂恵理氏のセンスによるものだろう。この人の翻訳ものは11冊刊行されているようなので、また目を通してみようと思う。

 本書の内容については、雑学的な使い道しか思いつかないが、この章だけでも読んで見ることをおすすめする。新たなヒラメキをえることができるかもしれない。

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さんの書評2017/03/071いいね!

  デカルトの精神と代数幾何 

  
    [[1]]  ラグランジュの未定乗数法(method of Lagrange multiplier)とは、
       束縛条件のもとで最適化を行うための数學(解析學)的な方法であり,
    世界中の人々が  嬉々[男喜 々 ]として   使わずには イラレナイ と 歌う。 
    
             https://www.youtube.com/watch?v=TFa3HIpQehM

S; 7 x^3-37 x^2 y-60 x^2 z+222 x y^2-441 x y z+540 x z^2+180 y^3-162 y^2 z+243 y z^2+243 z^3=0
なる 自由度を 奪われた 束縛条件のもとで

(1)(x-7)^2+(y-5)^2+(z-3)^2 は (x,y,z)=( , , ) で 最小値 =___を とる。
(2)(x-2)^2+(y-3)^2+(z-4)^2 は (x,y,z)=( , , ) で 最小値 =___を とる。
(3)6*(x-7)^2+9*(y-5)^2+194*(z-3)^2は (x,y,z)=( , , ) で 最小値 =___を とる。

           其処で と 座標を も 明記願います。

[[2]]  解きたくなる 流行の整数解の モンダイ 達 です ;

S∩Z^3 を 導出法を明記し 求めて下さい;[[[[ 大Hint; 高校生に解いて! と願える]]]]



双対曲面 S^★ を 是非 求めて下さい;

S^★∩Z^3 を 導出法を明記し 求めて下さい;


 
    上 の 低次のn次不定方程式を  ===解法を明記===  し

(日本数学会の理事長であらせられた 飯高先生にも 「たった2問です」) 是非お願いします;


             http://calil.jp/book/4535606072
           で 双対曲線 に 初めて 邂逅しました。


         著者の 飯高先生は 最 近 回 顧 し
http://userdisk.webry.biglobe.ne.jp/020/691/47/N000/000/000/128723431025016228535.gif
             と 云われておられます。


           (0) 双対曲面 の 定義を記述して下さい。 
              
  [[[ <---- 今さら聞けない「常識でしょ!?」と言われてしまいそうなことでも、
  
   ちゃんとわかってなかったりするもの! こっそり教えて!^(2017)]]]

    
       

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さんの書評2017/02/174いいね!

「知的」好奇心への昇華がガキ

 原書のタイトル"CURIOUS"(好奇心)の方がわかりやすかったのではないか。
 副題は"The Desire to know and Why Your Future Depends on it."とあるので、意訳すると「将来の夢が叶うかどうかは、それ次第である」と言ったところか。
 タイトルのとおり、好奇心全般について考察した一冊だ。

 とくに第2部『好奇心格差の危険』は副題の趣旨に沿っているメインとなる部分で面白い。なかでも興味深かったのは、インターネットに関しては、個人的に思い当たる節が多々ある。

「インターネットは賢い人間をさらに賢くし、間抜けをさらに間抜けにする」
 本書の中で、作家ケビン・ドラムの言葉として紹介されているものであるが、まさに、その通り、とうなずける言葉であった。

 好奇心には大きく二つの概念が存在する。「拡散的好奇心」と「知的好奇心」との二つだ。
「拡散的好奇心」は、目新しいものすべてに惹きつけられ、飽くなき欲求として現れるとする。愛着の対象をめまぐるしく変え、その要求はきわめて強いがいとも簡単に満たされるものとする。
 対して「知的好奇心」は意識的に訓練を施す必要があるが、魂の糧となる満足と喜びをもたらすものであり、知識を黄金に変えるものとしている。

 通勤電車の中でスマホをポチポチとしているオジサンは珍しくなくなったが、このネットサーフィンといった行動そのものが拡散的好奇心の産物なのだと思う。かつてのスポーツ新聞がスマホに変わっただけで本質的には何ら変化がない。昔から普通にある減少だ。もっとも最近はゲームをしているオジサンもたくさんいるが……。

 かく言う自分も暇つぶしにスマホをいじることはあるが、それにしてはかなり夢中になっていることに気がつくことがある。著者の指摘する「拡散敵好奇心」を自覚するときだ。あれこれと閲覧を繰り返したが、記憶には何一つ残っていない。時間と労力の浪費――確かにうなずける話だ。

 問題は、興味を覚えた事柄をどの程度まで深く探求するかによる。

 インターネットは、かつてないほど多くの学びの機会を与えてくれるし、面倒なことを省いてくれる。どんな地味な分野であっても関心を共有するコミュニティを容易に探し出すことができる。

 ただ、ここに好奇心がともなっていなければ、どうでもいい与太話を楽しんだり、見知らぬ他人と言い争いをしたりするだけに道具にもなりかねない。この傾向はよく話題になるサイト炎上をみているとよく分かる。

 結論として、インターネットの登場で顕著になったのは、認知能力の二極化であるとする。

 好奇心を発揮する人と、そうでない人との格差が生まれ大きくなっている。意欲的に知的冒険に踏み出す人々は、過去に例を見ないほど多くの機会を得ることとなる。

 まさに著者が指摘するように知識を黄金に変えるのは、物事への関心と知ろうという取り組み、そして意識的な訓練である。

 暇つぶしのつもりでネットを見ていて、気がつくと恐ろしく時間が経っていたという経験をお持ちであれば、一読の価値がある。好奇心は麻薬にも似た常習性をもっている事がわかるであろう。

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さんの書評2017/02/111いいね!

確率思考の戦略論ーUSJでも実証された数学マーケティングの力ー

この本を読んでみたかった点としてはやはりマーケティング能力が現状の仕事に必要である、何かひとつでもその成功から得られるものがあるのではないか?と思い、手に取ってみた。
結論としては現職はBtoBであり、この本に書かれているのはBtoCでありそのままを応用するのは難しいかもしれないと感じた。ただBtoBであっても最終的にはCに対する意識が交渉を進めるうえでやはり大事である。ということであった。
またこの本の中にある「確率理論の導入とプレファレンスの数学的説明」は何かに役立てることができるのではないかと思えた。
その中でも特に以下の部分を挙げたい。
①行った業務は必ずその効果・結果・継続性などを検証し定量化を行い、次への糧にする。研修を行った際はそれがどのような効果をもたらし、どのような結果をどのくらい効果が持続したのかを見極めなければならない。
②まとめ:市場調査の本質と役割は3点に要約される。
1.消費者の本質的なニーズ(生きていく上での欲求)は変わらない。変わるのは、そのニーズを満たすカテゴリー便益の製造方法と個々の消費者への便益の配達方法であり、そのカテゴリーを構成している我々のブランドである。我々の取り扱う、カテゴリー・ブランドに対する消費者のプレファレンスが我々の運命を握っている。そのプレファレンスは消費者を取り巻く環境によって変わっていく。プレファレンスの強さを決める消費者の判断は状況に左右され感情的である。
2.1.の認識の下、中長期の未来に対しては、自身が取り扱っているカテゴリーとそのカテゴリーを含む上位商品群の本質(消費者の求める便益)を質的調査を基に見極める。(質的調査:主に仮説を生み出すための調査。その後に量的調査で仮説を証明する)次にそれらを基礎に整合性を使いカテゴリー上位商品群の法則性を見出す。
「カテゴリーとそのカテゴリーを含む上位商品群の本質」と見つけた法則性の2店から現行の戦略(プレファレンスの強化、認知の方法の改善、便益の配達方法も含む)を見直し、具体的な複数のシナリオを作成する。新しい重要な情報・学びが出るたびに改定する。
3.現状・近未来においては、コンセプト・テスト、コンセプト・ユース・テストにより消費者の現状のプレファレンスを競合に対して相対的に知ることができる。この現状のプレファレンスを基に需要を予測し、効率のよい投資判断ができる。現状のプレファレンスの改善は、このテストの購入意向を重回帰分析することによりわかる。

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さんの書評2017/02/041いいね!

学力の経済学

第二章:すぐに得られるご褒美を設定することは「今勉強すること」の利益や満足を高めてくれる。
「テストで良い点を取ればご褒美」と「本を読んだらご褒美」→インプットにご褒美を与える方がテストの結果が良い。つまり、ご褒美は「テストの点数」などのアウトプットではなく、「本を読む」「宿題をする」などのインプットに与えるべき。このことは必ずしも子供の「一生懸命勉強するのが楽しい」という気持ちを失わせるわけではない。ただしご褒美はお金ではなく小さいうちはトロフィーなどの子供のやる気を刺激をするようなものが良い。また子供の能力をほめることは子供のやる気をむしばむ結果となるため、具体的に達成した内容を挙げることが重要で努力を誉めるべきである。
低学年時の子供の勉強方法は
母親→勉強する時間を決めて守らせる
父親→勉強を見ている。(したかを確認するのではない。)
但し、母親→女子、父親→男子に関わる方が効果的である。
また環境としてはただ単に頭が良いクラスに入れても学力アップにつながるのは上層部のみであるが、問題児の影響力はそれよりも強い。
負のピア・エフェクトが問題ならば引っ越しという強制的な環境の変化が子供を守ることもある。
また子供への投資としては小学校に入学前の就学前教育(幼児教育)が効果的
第三章:勉強は本当にそんなに大切なのか?
就学前教育は早熟な知能上昇をもたらすがやがて同程度になる。しかし、非認知能力(忍耐力や社会性があるなど)に大きな影響を与える。
また学校は非認知能力を鍛錬する場であり、しつけも自制心、勤勉性を植え付け非認知能力を向上させ将来への大きな投資になる。

仕事に応用できることとして、すべてにおいてその影響力、その効果を見極めるべきであり客観的な数値として見える化し、客観性を担保するべきである。
教育訓練などはその効果やその後について追跡調査し、客観的な数値として判断しなければならない。
またそれは因果関係なのか相関関係なのかも見極めなければならない。

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