「のぼる」というテーマで本好きが持ち寄った本

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梯子・階段の文化史

稲田 愿

のぼるってことで、階段、梯子。なかなか深いです。天と地をつなぐシンボルとしての梯子。外せるキザハシ系の日本に対して基壇系のヨーロッパの神殿、ピラミッド。神聖な階段は奇数段とか前半の文化史部分は超おすすめ。

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怪僧ラスプーチン (中公文庫)

マッシモ グリッランディ

出世の階段を駆けのぼる。 怪僧と呼ばれるラスプーチンだか本書は史実に基づきラスプーチンをやや擁護派。自分を殺すのが農民ならロシアは安泰だが貴族なら皇帝家も貴族もは終わるという予言が怖い。

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伝書鳩クロノスの飛翔 (祥伝社文庫)

中村 弦

空にのぼる、飛翔する鳩。 ミステリーのようなSFのような… 鳩が現在と過去を結ぶ物語。 戦後直後の東京の情景が懐かしい。

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下町ロケット

池井戸 潤

成層圏をのぼり宇宙をめざすロケット。 あまりに有名ですが、読むと確かに面白い。知財特許ネタでもありますね。

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道化師の恋 (河出文庫文芸コレクション)

金井 美恵子

「目白4部作」善彦のデビュー小説「道化師の恋」を巡る物語。 まあ、青年が作家デビューということで「のぼる」。 金井美恵子の文体には好き嫌いがあるようでした。

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八月の六日間

北村 薫

もっとたくさん出るかと思っていた山岳もの。 今年一押しの山登り小説。 北村薫に間違いなし。

たまには面白いテーマの本を読んでみたい人にオススメ

葛飾区中央図書館で2ヵ月に一度の開催で、本を紹介しあうキーワード読書会も26回目。
最近はやりのビブリオバトルとは違い競いあいでなく、2ヵ月の間テーマにあう本をあれこれ考えたりするのを楽しむ読書会でもあります。
今回も集まりました! ラスプーチンに鳩にロケット。梯子に階段、最後にやっと山が出てきました。
「のぼる」というたった3文字のひらがなに、人はさまざまな思いを持つものです。

次回のテーマは「さけぶ」。どんな本にめぐりあえるのかな。

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閲覧回数:1964回、公開:2014/07/30

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書いた人 : 葛飾図書館友の会 キーワード読書会さん

テーマを決め、本を紹介しあうキーワード読書会を定期的にやっています。テーマからは思いもよらぬ本を紹介されることも。決して自分からは読む事がない本と出会えます。この会で紹介された本をレシピにしています。葛飾図書館友の会は、葛飾区の図書館を盛り上げていこうというボランティア団体。図書館での企画展示や講演会や映画会、作業ボランティアをやっています。  http://katsutomo.jimdo.com

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