目次
序 章 性差,開発,緊張
第1章 女性の自覚,自立
第1節 シンハラ社会における女性の地位と社会的背景[クスマ・カルナラトナ]
第2節 仏教徒漁村社会の女性[高桑史子]
第3節 低地シンハラ農村の女性と工場労働[谷口佳子]
第4節 労働市場への女性の参入—日本とスリランカの比較[チャンドラ・ロドリゴ]
第2章 活性化,開発,国際協力
第1節 農村女性の地域社会活動—ジェンダー,労働,エンパワーメント[谷口佳子]
第2節 南岸漁村の「開発」と女性の労働[高桑史子]
第3節 地域経済の活性化—自立支援方式による農村開発[ピヤダーサ・ラタナーヤカ]
第4節 日本の経済協力と参加型農村開発[中村尚司]
第3章 変化,緊張,民族意識
第1節 南部農村の稲作と紛争[大森元吉]
第2節 大規模農村開発と村落社会の亀裂—共同墓地移転をめぐって[執行一利]
第3節 シンハラとタミルの対立[林明]
第4節 コロンボのウェサック祭とシンハラ・ナショナリズム[澁谷利雄]