目次
序章 「佐久間ダム」研究の課題と方法(町村敬志)
I 立ち上がる戦後開発
1章 佐久間ダム建設と流域経済圏の変容(山本唯人)
2章 「理想追求への火」——TVA思想,民主化,そして自立(宮田伊知郎)
3章 ダム建設という「開発パッケージ」——「外地」から「国土」そして「アジア」へ(河村雅美)
4章 地域社会における「開発」の受容(町村敬志)
5章 佐久間ダム建設と地域婦人会活動(神山育美)
6章 佐久間ダム建設という「技術の勝利」(児玉麗音)
II 開発の時代とその終焉
7章 ポスト・ダム開発の半世紀(町村敬志)
8章 ポスト佐久間ダム開発期における地域文化統合様式の歴史変容(寺田篤生)
9章 記憶のなかの佐久間ダム(町村敬志)
10章 佐久間ダム開発後の山村生活(田中研之輔)
11章 交通開発と地域社会(松林秀樹)
12章 佐久間町における「地域リーダー」の変遷(神山育美)
13章 まちづくりの担い手は誰か(相川陽一)
14章 「平成の大合併」と地域社会の論理(丸山真央)
終章 開発の時代を超えて(町村敬志)
付録 調査票・単純集計