目次
はじめに
第1章 新政府か反動か、あるいは……西南戦争・山鹿コミューン・アジアの革命
西南戦争/宮崎八郎の二段階革命と山鹿コミューン
寄り道[1]中国の革命へ
第2章 水俣病と悶え
水俣病とは何か/悶え加勢すること/手ざわりの言葉
寄り道[2]緒方正人『私はチッソであった』――言葉が生まれるとき
第3章 炭鉱と村
サークル村/原点は存在する/「原点」/村を捨て、村に出会う/二つの「村」
寄り道[3]谷川雁における集団と組織
寄り道[4]伝習館裁判
第4章 米騒動
朝鮮よ、九州の共犯者よ/沖仲仕たちと米騒動/戦中から戦後へ
寄り道[5]北九州の古層
おわりに 思考の行方――この世に根付くこと
註
あとがき