紹介
女王の生き様
「トップメゾンのデザイナーで唯一、本物の貧しさを味わったことがある人物」と
評されるヴィヴィアン。
幸せだった幼少期を経て、幼い子どもふたりと、まるで子どものようなマルコム・マクラーレンと暮らしながら服づくりに励み、やがて、世界的成功をおさめるまでの、長い長い70年間の生涯を自ら語った最初で最後の自叙伝。
マルコム亡きあと、初めて語られる二人の生活と創作活動、
ニューヨーク・ドールズやウォーホールと過ごしたNYでの出来事、
セックス・ピストルズとともに世界の話題をさらったパンク黎明期、
ビジネス・パートナーでもある25歳年下の夫との出会い…
「すべてのことはつながっている」というヴィヴィアンのコメント通り、
ヴィヴィアンの人生というものが幼少期から現在に至るまで、連綿とつながっていることが
心から実感できる1冊。
ファッション・デザイナーであり、活動家であり、パンク誕生の立役者であり、
世界的ブランドの創始者であり、孫のいるおばあちゃんでもあるヴィヴィアンは、
正真正銘の生きた伝説と言える。
デザイナーとして成功を収め、その経歴は50年間に及んでいる。
ヴィヴィアンの作品は、マルコム・マクラーレン、ニューヨーク・ドールズ、セックス・ピストルズ、デボラ・ハリー、ケイト・モス、パメラ・アンダーソンをはじめ、
これまで全世界で数え切れない人々に影響を与えてきた。
そんなヴィヴィアン・ウエストウッドがこのたびはじめて自叙伝を執筆した。
その内容は、ヴィヴィアンの数奇な人生に起こったさまざまな出来事や出会った人々、
そして、彼女が信じた思想までに及んでいる。
華やかで栄光に彩られたその人生は、彼女の独創的な主張や斬新な視点、
誠実で熱い人柄にあふれていて、
まさしくヴィヴィアンにしか書けない物語。