ポップ・ミュージックのゆくえ

高橋健太郎／著

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詳しい情報

出版社: アルテスパブリッシング(20100630)

ISBN-10: 4903951332 ISBN-13: 9784903951331

NDC(9): 764.7

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紹介

新しい音楽は過去からやってくる── ポスト・パンク、ダブ、ヒップホップ、ワールド・ミュージック、ハウス──80年代に興った音楽、テクノロジー、メディアの進化／深化から描き出す21世紀へのヴィジョン。20年前にすでに現在のシーンを予見していた鋭い洞察に富んだ音楽評論の力作が、「この30年がわかる100枚のディスクガイド」付きの新版として復活します！　 ※本書は1991年に太田出版より刊行された『音楽の未来に蘇るもの』の増補新版です。

はじめに──ジャマイカという必然第１章　ロックへの反語としてのロック　ポスト・パンクの迷走曲線　移民達のべース・カルチャー第２章　ターンテーブルが時代を回す　街角のアヴァンギャルド　埃だらけのストリート・ビーツディスクガイド Part １第３章　地球音楽のリミックス　パリの異人街から　失われたリズム、蘇るリズム第４章　テクノロジーが呼び起こす記憶　レプリカント達の反乱　ハウス・ミュージックのアフロな電脳空間第５章　ポップの未来図に向けて　ロックンロールとの対話エピローグ　　キング・タビーに捧ぐディスクガイド Part ２あとがきディスクガイド Part ３文化を繋げるもの──新版の刊行にあたって

前書きなど

世界の音楽はこれからもっとハードに動いていくに違いない。エレクトロ・メディアの発達は異種交配や文化衝突のスピードやエネルギーをさらに増大させていく。あらゆるリズムはさらなる融合に向かい、デジタル・テクノロジーは音楽製作のスタイルをどんどん変貌させる。そして、レコーディング・ミュージックとしての特質の追求は、旧来の音楽観では捉え切れないコンセプチュアル・アート的な表現を生み出してもいく。これらを軸にしながら、ポップ・ミュージックは今、異形の未来になだれ落ちていこうとしているかのようだ。 ──第５章「ポップの未来図に向けて」より

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