目次
ある夏の日 断章的試論 麻生宅を訪ねて 独創諧謔の画家 展覧会始末記 魔性の沼 一九三〇年代芸術の一隅 問はず語りに誘う絵 地平線のように横たわる空間 墓参記 文化現象として 多面体の芸術家
記憶のなかを旋回する生命の輝き 雪原の〈シシュフォス〉 立ちはだかるものの声・体験の異化 宮崎進著『鳥のように』を読んで 崩壊を宿し、再生する夢 《観音マンダラ》を見た日 無言のうちに語る命の実相 その幻想的世界 ひとつの選択 ある肖像をめぐって 深い沈黙を仕舞い込んで 霊的なものの高み 聖なる母への回帰 鑑賞の踊り ある種の戦士 版画を預かって 地中海の光 パトモス島と樹木 色と形の優雅な冒険 アトリエ訪問記 夢の水脈〈N氏への手紙〉 横尾さん、がんばれよ! 視覚の鏡〈Y氏への手紙〉 ラッピング電車に思う 横尾忠則流の「文士の風貌」 滑らかな空間の層 猛暑の夕べに〈U君への手紙〉 永遠なる郷愁 冬の景色 内界に出現するもの 原風景に身を寄せる時 《霊歌〈祖霊の国〉》から 秘術を凝らして 夏が来ると