目次
対談の成り立ちについて 同時代社編集部
「乱」はこれからはじまる 植草一秀
怒り狂うには怒り狂うだけの理屈がある 斎藤貴男
【第一日】増税のシナリオはどのように準備され実行されたか
――シロアリたちの哄笑がきこえる
●造反者は野田政権
●民主主義の根幹を揺るがす「執行部一任」
●二〇一〇年~一三年のための布石
●二〇〇九年八月一五日、野田の「シロアリ」演説
●鳩山由起夫が踏んだ二つの「尾」
●国民が覆す機会はまだ残っている
●鳩山・小沢から菅・岡田へ――アメリカの決断
●財務省イコール増税省? 消費税省?
●小沢一郎、判断の軌跡を推測すると
●マニフェスト選挙と「二一世紀臨調」
●二〇一〇年六月、もう一度政権交代――悪徳民主へ
●鳩山内閣の人事に問題があった
●消費税も選択肢からははずせない?
●民主党、手続き上に瑕疵あり!
●名ばかり「一体改革」でシロアリのための増税
●成長も分配も危機にあるのに
●「クロヨン」伝説は分断の道具では?
●二つの年金収支試算表
●財務省って謀略組織?
●財務省にとって「損か得か」が基準
●経済学を無視した財政再建手順
●「竹中さん」と一緒に仕事をしたころ
●「TPR」三千人のリスト
●消費増税を持ち上げる人々
●消費増税、アメリカはどう見ている
●竹中の消費増税反対の意味?
●マイナンバーと国権重視のDNA
●「国家無問責」は生きている?
●法務省と財務省に権力が集中しすぎ
【第二日】税制と経済に見るこの国の残酷なかたち
――中小零細業者の絶望がきこえる
●サラリーマン税制の成り立ち
●申告納税とバーターで納税者番号を
●ナチスに倣った年末調整
●高等文官試験と国家公務員上級試験
●源泉と確定申告の選択制、その功罪
●「スライブ(THRIVE)」の主張
●「ゆとり教育」の建前と本音
●国家の意思は「賢くならなくともいい」
●納税者番号が住基ネットと繋がったらアウト
●「サラリーマンは最初から管理されてんだ」
●直間比率、もう是正点は何もない
●中小企業では価格に転嫁できない
●消費増税は人件費削減に拍車
●消費税の「負担」者は誰だ――そのカラクリ
●「権力のインナーサークルに入っていたい」
●払えないから滞納が増える消費税
●「弱小勤労者税」、「弱小事業者税」、これは悪魔の税制だ
●「脱税の温床=流通暗黒大陸」再編成という記憶
●他国の戦争にたかりまくった国、日本
●成長によりパイを拡充する道は可能か
●何のための、誰のための成長か
●「頑張ったから報われた」のか「上手くやったから」なのか
●「逆ギレ・ルサンチマン」か?
●パイの分配より「食い尽くそう」という貪欲
●自由主義はいいけれど「選択肢」がなくなってきた
●「消費税増税=社会保障の充実」の隠された意味
●消費税に頼るのは最後にすべき
【第三日】恐るべし、増税後の世界
――まだある潰すチャンス
●「消費税なし」にしたときの財源調達の途は?
●応能原則というより応益原則が現実
●サラリーマン税制は人々から「思考」することを奪った
●国家百年の計――支配者の本音は民衆が無知であること
●どうしてこうも組織に従順なのか
●小泉改革の犠牲者が改革を支持するって、どういうこと?
●自民もだめ、民主もだめ、だからといって橋下?
●歴史的経緯の中で醸成された精神風土
●民自公という巨大勢力に対抗するにはどうしたらいい
●選挙協力は知恵と力を出し合って
●ほんとに自由に言ったら、バカかって言われる
●「思慮深さと積極的な行動」、主権者に必要なこと
●「皆様のNHK」か「政治権力のNHK」か
●「週刊文春」記者時代の経験を思い出すと
●IT技術は監視社会をここまで「進化」させている
●人によって「心配不要」の差別的・選別的監視
●不況時の増税は傷口に塩を塗る政策
●シロアリ王国のため突如出てきた国土強靭化法案
●恐るべし、消費増税後の世界
●支配者はエネルギーと食糧と武器の独占を狙う
●進んでコントロールを受容するのか
●メディアの寡占と腐敗に風穴を開けたい
●赤字国債を返す? NTT株売却のときもそうだった
●寄ってたかって一人をいじめる構図が流行るのは?
●意図的な疑似「第三極」への誘導を見破りたい