目次
序 章 「ウルトラマン論」の現在地を考える
1 「戦後」を俯瞰する議論
2 戦後史のなかの特撮ヒーロー
第1章 タケダ・アワーと『ウルトラQ』
1 テレビで物語を紡ぐ――タケダ・アワーの誕生
2 円谷英二のテレビへの期待と『ウルトラQ』
第2章 『ウルトラマン』のポリティクス
1 『ウルトラマン』誕生
2 『ウルトラセブン』の挑戦と限界
第3章 転換点としての『帰ってきたウルトラマン』
1 『帰ってきたウルトラマン』への期待と葛藤
2 揺れ動く『帰ってきた』の物語
3 「許されざるいのち」の物語
第4章 動揺と収斂を繰り返すウルトラマンの物語
1 平山亨と『仮面ライダー』
2 『ウルトラマンA』の動揺
3 『ウルトラマンタロウ』の堅調と『ウルトラマンレオ』の大苦戦
終 章 『ウルトラマン』の正義とは何だったのか
1 『仮面ライダー』シリーズの顛末
2 ウルトラマンの「正義」とは何だったのか
3 ウルトラマンの「正義」はどこへ向かうのか
あとがき