目次
第1章 殺人に取り憑かれた人々 十八世紀と十九世紀の連続殺人事件 時代の分水嶺となった切り裂きジャック事件(一八八八年、ロンドン)第2章 ヨーロッパにおける連続殺人 オーストラリアの強姦事件(一八九八年、ブリスベーン) ホームズの「殺人の館」(一八九三年、シカゴ) ドラム缶に詰めた死体──ベラ・キス事件(一九一六年、ハンガリー) 青年を殺害して肉屋に売ったフリッツ・ハールマン(一九一八年、ハノ−ヴァー) 「デュッセルドルフの吸血鬼」、ペーター・キュルテン(一九二九年、デュッセルドルフ)第3章 サイコ・キラー 確信犯の殺人者カール・パンズラムの生涯 放浪する「闇の絞殺魔」、アール・ネルソン(一九二六〜七年、アメリカ/カナダ) 「灯火管制の切り裂きジャック」、ゴードン・カミンズ(一九四二年、ロンドン) 「ノッティングヒルの怪物(ルビ:モンスター)」、クリスティー(一九五三年、ロンドン)第4章 知能犯たち サディスティックな殺人者──メルヴィン・リース(一九五九年、ヴァージニア) ヴェルナー・ブースト、デュッセルドルフの二人組殺人者(一九五三年、デュッセルドルフ) 「赤い蜘蛛」──ルツィアン・スタニアック(一九六四年、ワルシャワ)第5章 イギリスの猟奇犯罪 荒地(ルビ:ムーア)の殺人者──イアン・ブレイディーとマイラ・ヒンドリー(一九六三年、マンチェスター) ヨークシャーの切り裂きジャック、ピーター・サトクリフ(一九七五年、ヨークシャー) 孤独な殺人者、デニス・ニルセン(一九八三年、ロンドン)第6章 アメリカの連続殺人シンドローム 多重人格の凌辱犯、テッド・バンディー(一九七四年、シアトル) ヒルサイド絞殺魔──ビアンキとブオーノ(一九七七年、ロサンゼルス) 「ナイト・ストーカー」事件──リチャード・ラミレス(一九八五年、ロサンゼルス) 同性愛の連続殺人者、ジェフリー・ダーマー(一九九一年、ミルウォーキー)終わりに啓蒙の見果てぬ夢──訳者あとがき(中山 元)