目次
まえがき
序 章 万世一系天皇と津田左右吉
第一章 新旧二つの渡来集団と古代日本
1 ヤマトタケルの歌
2 渡来国家日本の二重構造
3 倭国最大の辛亥のクーデタ
4 神武天皇歓喜の歌
第二章 干支一運六○年の天皇紀
1 古代天皇はなぜ長寿か
2『 日本書紀』の歴史改作のシステム
3“ 初代天皇は孝霊(第七代)であった”
4 紀元前六六○年=辛酉年
第三章 「記紀」のアマテラス
1 皇祖神アマテラスの誕生
2『 古事記』と『日本書紀』のアマテラス
3 アマテラスとスサノオの誓約
4 スサノオ追放の神話
第四章 国譲りと天孫降臨
1 根の国のオオクニヌシ
2 高天原の司令神はだれか
3 皇孫ホノニニギとサルタヒコ
4『 日本書紀』神代下第九段第二異伝
第五章 アマテラスとタカミムスヒ
1 タカミムスヒは渡来の神か
2 直木孝次郎のアマテラス左遷説
3 新旧二つの朝鮮からの渡来集団
4 アマテルからアマテラスに
第六章 神武天皇こと日本磐余彦
1 人にして神、神にして人
2 日本磐余彦の東征
3 辛酉の年に異変がおこること
4 神武天皇は実在したか
第七章 崇神・垂仁時代のアマテラス
1 遣唐使粟田真人と唐の使者郭務悰
2 人と神との統治
3 伊勢国に降りたアマテラス
4 景行天皇の正体
第八章 天武・持統・不比等のアマテラス
1 壬申の乱
2 アマテラスの故郷
3 藤原不比等と元明天皇
4 神々の交代はいかに行われたか
終 章 アマテラスと八幡神
あとがき