宇宙樹

竹村真一／著

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詳しい情報

出版社: 慶應義塾大学出版会(20040601)

ISBN-10: 4766410033 ISBN-13: 9784766410037

NDC(9): 470.49

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紹介

人類学、比較文明論の専門である著者が、二十代の頃のフィールドワークを題材に「人間と植物が共生していくための新たな文明の尺度」を、本書を通して提起している。人間と樹木（植物）の関係を、現代的な視点から捉えなおし、いま私たちの間に芽生えつつある「エコ」や「スロー」という言葉で表現されている新たな意識とはどのようなものなのか、どこへ向かっているのかを明らかにしていく。

序　「花見」の原風景第一章　色彩の時間論植物の時を聴く薬草医学と占星術宇宙を身にまとう途上の色病気を治す技術／治さない技術第二章　宇宙的器官としての樹木母なる樹森の陰画一本の樹に孕まれる多声「遠」の観得、「縁」の論理根源的な生命の場所第三章　「工」の思想／森の思想木の文化の歴史観情報工学としての「木組み」樹木の環境地理学「時間」の経済焼畑民の宇宙誌森に依存しつつ森に奉仕する生き方人工自然の文明論第四章　パートナーの木メディアとしての樹木特定の木との個人的な絆こころの投錨点 "わたしの木"の見つけ方 "三つのエコロジー" 第五章　人間と植物の共進化にむけて森のエクスタシー木と会う／木になる内なる異種間コミュニケーション踊る農業植物的知性の内部化人間の臨界——植物性と動物性の統合終章　現在する宇宙樹あとがき

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