目次
はじめに
1章 大学の授業改革
1.待ったなしの授業改革
2.ショック療法としての「学生による授業評価」
1)授業評価の例:松阪大学の場合
2)ウェブでの授業評価公表の現状
3)日本でも始まった授業評価ウェブページの開設
3.講義法の限界
1)なぜ授業改革に取り組んだか
2)箱入りOHPを買ってもらう
3)黒板を誉めたたえる
4)VTRに負けるな
5)IT時代の講義術
4.教室での悪戦苦闘
1)「私語モグラ」とイタチごっこする
2)システム・エラーです
3)指導案をつくってみる
4)パソコン演習で目の鱗が落ちる
2章 BRD方式とは何か
1.BRD方式のねらい
2.BRD方式の基本的な手順
1)講義前(ガイダンス時)
2)講義当日
3)講義後
3.ある日の講義風景
1)テーマ確認
2)構想段階
3)情報収集段階
4)執筆段階
4.BRDと成績評価
1)大学での成績評価の実際
2)BRDと成績評価
3章 BRD方式の効果
1.受講生はBRD方式をどう受けとめたか:授業「教育心理学」の場合
1)BRD方式の感想
2)授業での満足度
3)授業への集中度
4)どちらの方式が良いか
2.私語はなくなるか
3.授業評価の結果はどうか
1)授業「外国事情・文化論」における回答
2)教職課程の授業「教育方法」における回答
4.BRD方式の長所
5.BRD方式の何が効果を発揮するのか:授業「人間関係論」における実験
6.BRD方式の今後の課題
1)説明時間の減少
2)学習の構え
3)レポート採点の実務
4章 授業改革のいろいろな方法:BRD方式と比較して
1.感想や質問を書かせる方法
〔感想記入方式(ミニッツ・ペーパー)〕
1)どんな方法か
2)BRD方式との比較
〔大福帳〕
1)どんな方法か
2)BRD方式との比較
〔質問書方式〕
1)どんな方法か
2)BRD方式との比較
2.講義ノート提出方式
1)どんな方法か
2)BRD方式との比較
3.小テスト方式
1)どんな方法か
2)BRD方式との比較
4.個別化教授システム(PSI)
1)どんな方法か
2)BRD方式との比較
5.仮説実験授業
1)どんな方法か
2)BRD方式との比較
6.朝の読書
1)どんな方法か
2)BRD方式との比較
7.講義の分節化(GLP)
1)どんな方法か
2)BRD方式との比較
5章 BRD方式に関するQ&A
1.BRDとは何か
2.BRDをはじめる前に
3.テーマの指定
4.構想段階
5.情報収集段階
6.執筆段階
7.多人数講義の場合
8.その他
6章 BRD方式の理論と実践
1.基礎となる理論
1)ブリーフカウンセリング
2)動機づけ理論
2.BRD方式の実践
1)少人数講義での試行
2)多人数講義での利用〈その1〉
3)多人数講義での利用〈その2:和歌を用いる〉
4)集中講義での利用
5)ピア学習の例
6)高等学校における授業での応用
7)就職活動につなげる