目次
①初めてJSLバンドスケールを使われる方へ
1 日本語を学ぶ子どもたちとは
2 何のために
②JSLバンドスケールを使ってみましょう
1 フレームワーク
2 「見立て」
3 いつ使うのか
4 「ことばの力」とは何か
5 実践にどのように役立つのか
6 「見立て」から実践へ
7 なぜJSLバンドスケールなのか
③JSLバンドスケール 小学校 低学年
「聞く」
「話す」
「読む」
「書く」
チェックリスト(小学校 低学年 「聞く」「話す」「読む」「書く」)
④JSLバンドスケール 小学校 中高学年
「聞く」
「話す」
「読む」
「書く」
チェックリスト(小学校 中高学年 「聞く」「話す」「読む」「書く」)
⑤付録
解説一覧
キーワード解説
Q&A
参考文献
あとがき
前書きなど
あとがき
本シリーズの『JSLバンドスケール 小学校編』および『JSLバンドスケール 中学・高校編』は、第二言語としての日本語(JSL)を学ぶ子どもたちの「ことばの学び」を支えるために開発されました。これら2冊を通して読んでいただくと、小学生から高校生までの成長にともなう日本語の発達段階の全容がご理解いただけると思います。
これらの2冊の『JSLバンドスケール』は、早稲田大学大学院日本語教育研究科の川上郁雄研究室で2002年以来、研究が継続的に行われ、完成したものです。この間、『JSLバンドスケール(試行版、2004)』は、本研究科の日本語教育専門家養成においてだけではなく、三重県鈴鹿市の小中学校や関東圏の小中学校、高校における日本語教育実践で使用され、子どもへの教育指導、実践デザイン、教材開発、教師研修において、その有効性が検証され、その結果を踏まえて改訂が重ねられました。
(…後略…)