目次
犯罪論における「構成要件の重なり合い」の規範的・機能的分析 高橋則夫
実行行為概念について 樋口亮介
西田教授の身分犯論 小林憲太郎
犯罪の成立要件と非刑罰法令――特に要保護性について 伊藤 渉
被害者の錯誤 鈴木左斗志
業務上過失・自動車運転過失の加重根拠 古川伸彦
中止の共犯について――真摯な努力と中止の任意性 和田俊憲
過失共同正犯再考 山口 厚
絶滅危惧種としての教唆犯 佐伯仁志
刑法理論から見た死刑存廃論 井田 良
中国における量刑標準化改革――最高人民法院の「多発する犯罪に関する量刑指導意見」を中心に 金 光旭
狭義の「暴行」概念について 只木 誠
PTSDの発症と傷害――最高裁平成24年7月24日決定を契機として 林美月子
現行刑法下戦前期における性犯罪規定の立法・判例・解釈論 嶋矢貴之
児童に対する性犯罪について 深町晋也
欺罔行為について――最高裁平成26年3月28日決定を契機として 林 幹人
詐欺罪における交付の判断の基礎となる重要な事項の意義 上嶌一高
詐欺罪における損害の意義――経済的損害概念の再評価 斎野彦弥
横領罪の一考察 京藤哲久
担保権侵害の擬律(類型的考察) 須藤純正
強制執行妨害罪における行為状況要件について 鎮目征樹
相場操縦罪における追徴額の量定 高山佳奈子
過失運転致死傷アルコール等影響発覚免脱罪について 橋爪 隆
自動車の自動運転と刑事実体法――その序論的考察 今井猛嘉
判例と捜査手法の適正化 植村立郎