紹介
「筋肉を無理に使わず、骨をたたむ」という日本古来の所作や古武術に由来した動きを習得することにより、疲れにくく感覚に優れた身体を作り上げるナンバ術。これをピアノ演奏に応用することで、身体を楽に使って演奏できるようになり、またそれによって自分の出す音自体も理想の音に近づいていく、という桐朋学園秘伝のメソッドをご紹介。2017年に刊行された『ヴァイオリン骨体操』がヴァイオリン界に一大ブームを巻き起こしたが、本書も引き続き桐朋学園の矢野龍彦教授を著者に迎え、さらに同校でナンバ・リズミックの授業を受け持ち、ピアニストとしても内外で引く手あまたの須関裕子がピアノ演奏における具体的な効果等について紹介していく。
目次
序章 「ナンバ」の効果
第1章 「ナンバ」とは?
第2章 12の骨体操
第3章 7つのムーヴメント
第4章 ピアノ演奏へのアプローチ