カーリル

空間としての「図書館」の魅力

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TOKYO図書館日和

薔薇の名前〈上〉

Candida Hofer : Libraries

冨澤 良子

ウンベルト エーコ

Umberto Eco

学生で時間がたっぷりある時にこの本と出会ったなら、載っている図書館の制覇に挑戦したでしょう。個性的でいきいきとした図書館たち。規模が小さくても、ダサめでも、それが逆に魅力的に映るのが図書館の不思議。

図書館という場所が重ねてきた歴史について思わず考えてしまう。図書館には100年以上前の人が手に取って読んでいた本があり、それを私も手に取ることができる。そして私の子供もきっと。

カーリル洋書記念。すてきな図書館たちの写真集。うわーっと並んだ書架、左右対称のきれいな建築。実用的かつ印象的な照明。手に取られるのを待っている無数の本たち。

立ち並ぶ本棚にわくわくする人にオススメ

本も好きだし、図書館で受けられるサービス一つ一つがありがたい。
けれど、私は何よりも図書館という空間がとっても好きなんだなぁと思います。

うわぁーっと奥がかすむぐらい遠くまで続く書架。
ちょっと暗くて、ほこりっぽい空気。
電動書架のきしむ音。
目に飛び込んでくる背表紙の活字。
そして何十年・何百年と手に取られるのをじっと待っている、そこが住処の本たち。

きっとそのうち(いやもうすでに今)、私のもつ図書館のイメージは古いと言われてしまうでしょう。けれども、図書館が持つ空間としての魅力は、重ねてきた歴史と、蓄積してきた資料(本)に裏付けされているものだと思います。

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閲覧回数:2155回、公開:2010/12/21

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書いた人 : cokemonoさん

物としての「本」が好きです。 手に持てる本には、デジタルとはまた別の愛着があります。 PCの中に入れるために本を切り刻むのは、ちょっと私にはできないかなぁ・・・。

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