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小説・ウルトラマンティガ―白狐の森
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紹介文
平成ウルトラマンの小説シリーズ第1弾は、1996年9月からテレビ放映された「ウルトラマンティガ」。その第16話「よみがえる鬼神」は、物の怪退治を己の運命(さだめ)とする剣豪が活躍した楽しい作品であった。本書は、その回を担当した脚本家自らによる書き下ろしの小説である。
同じキャラクターを登場させながらもテレビ放映の内容とはかなり違う。戦国時代と現代を行き交う構成に、妖術の禍々しさと、剣豪・錦田景竜が見せる慈悲と、運命を背負った白狐の哀れさが絡み合い、大人のためのティガ・ストーリーを堪能できる。単なる時代物で終わりそうなところに、今日的なエピソードを加えることによって、現代ホラーの手法がスパイスとして効いている。
すでに番組を見ている人はその回を再度見たくなってしまうようなできなのだが、番組の内容を知らないと本書をフルに楽しめない部分はある。たとえば、鬼にとらわれてしまったレナを、なぜダイゴが救い出せたのか? それは2人のこれまでを知らなければ、読み手側の納得がいかないだろう。シリーズの性格上、それは致し方のないことだが、できれば、その回のビデオをご覧あれ。双方向的に楽しめるに違いない。
最後に、平成ウルトラシリーズをご存じの方には、思わずにやりとさせられる仕掛けが用意されていることを付け加えておく。(たけだ凛)
レシピ
1980年放送の「ウルトラマン80」以降、16年の時を経て再びブラウン管(液晶はまだ無かったので)に登場した「ウルトラマンティガ」。この小説はテレビドラマでは語られなかった別エピソードである。





